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2010年1月 3日 (日)

子供が育つ条件

子育ての難しさ(自分の考えた通りに子供がそだたないこと)を経験した親としてどのようにしたら「子供が育つ」のか知りたくて本書を手にしました。もちろん自分の考えた通りに子供を育てたいという下心を持って読みました。

本書の結論は子供は子ども自身が育つように育つ。親が言うように育つのではなく、子ども自身がどう育つか決めている。では親は何もしなくて良いかというともちろんそんなことはなくて子供を見守り、最も身近な存在として親自身も充実した生活を送ることにより子供が安心して育つ。

人は周りの人を観察しそれを取り入れている。自分が良いと思い、実現可能と判断したアイディアは積極的に取り入れる。なんやかんやと小言を言われてすることは全く身が入らない。これは子供に限ったことではなく大人でも同じである。

自分の思い通りにゆかないもの(子供)と関わることにより大人も成長する。会社の仕事だけが人生ではないことを知る。まだまだ、会社に長時間いることが仕事をしていることと評価を受けることがあるが、成熟した社会とは言えない。

とかく、早く早く、効率、効率といわれるがスローでとかく非効率な家事を大切にすることが人間の生き甲斐、充足感にとって必要である。本書ではオランダの例が述べられおり、家事を大切にしているという。また過労死の見方も面白い。日本の女性は男性よりも仕事時間は長いが過労死はない。これは仕事だけでなく家事もこなしている。つまり多様な仕事をしているからだという。1つの仕事だけすることは結局非効率で追い詰められて自殺してしまうこともある。

さて、自分自身の子育てを振り返ってみて、子どもの意思を尊重しないとだめなことはよくわかった。決して親の言うなりにはならない。見守ることは必須であるが信頼し自由に活動できる環境を整えてやることが大切であると思う。

柏木恵子 著

岩波新書

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