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2007年1月28日 (日)

ローマ人の物語ⅩⅤローマ世界の終焉

ローマ帝国の盛衰に興味があり塩野七生氏のこのシリーズを読んできました。最後の巻になってしまいました。塩野氏は「盛者必衰、諸行無常」という誠にわれわれになじみ深い言葉でこの物語を結んでおられる。たしかにその通りであるが、あとがきにもあるように、あの大帝国が200年にもわたる平和を実現したことは驚異である。このシリーズの縦糸は皇帝の移り変わりである。皇帝たちは平和を実現するため実によく働いている。そして横糸は民衆であるがこの民衆と皇帝が適度な緊張感を持っていた時代はローマも安定していたと思う。もちろん、帝国内に街道を整備する、法律を定める、国境周辺を守るといったビジョンは皇帝でないとできないが、その原資を提供する側との意思疎通は大切なことであった。民意におもねることなく民意を反映した政治の実現が古今東西の基本であると思う。

ローマ人の物語〈15〉ローマ世界の終焉 Book ローマ人の物語〈15〉ローマ世界の終焉

著者:塩野 七生
販売元:新潮社
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